目によい入浴法、それが半身浴!

視力回復

目によい入浴法、それが半身浴!

半身浴には、血行促進とリラックス効果がある。

目の血流をアップさせる半身浴

入浴で全身の血流を促そう!

1日の終わりのお風呂は、身体中の疲れが癒され、明日への活力が湧いてきます。また入浴で血行をよくすることは、目の機能を良好に保つことにもなります。血液が体のすみずみまでスムーズに循環することで、目の毛細血管の血行も促され、目の細胞に十分な酸素や栄養を供給できるからです。

緑内障や加齢黄斑変性症の発症には、血行不良が影響していることはよく知られていること。全身の血行を促すことは、緑内障や加齢黄斑変性の進行を抑えるのに役立つといえます。もちろん、その日、酷使した目の疲れ解消にもなります。

そんな不思議なパワーをもつお風呂ですが、入浴法を間違うと逆効果になることも…。そこで、正しい入浴法について調べてみました。

お湯の温度は、ややぬるめがよい?

あなたが入っているお風呂の温度は、何度くらいですか?

42~43度くらいというのが一般的なのではないでしょうか? この温度の入浴は「高温浴」といって、実はあまりおすすめできないのです。

というのは、お風呂の主な目的は、体をきれいにすること以外に、体を温め、心身共にリラックスすることだと思いますが、高温浴では交感神経が刺激され、かえって目が覚めてしまうのです。 また、血圧や心拍数が急激に上昇し、体に負担をかけます。そして体が芯から温まる前にのぼせてしまい、入浴効果は得られません。

高温浴の恐いのは、血液粘度の上昇です。粘度が上昇すると、血液は粘り気を帯びてくるので血管がつまりやすくなり、脳梗塞などの原因になったりします。

体にとって、理想的なお風呂の温度は38~39度の「微温浴」です。 このくらいの水温で20分ほどゆっくりとお湯に浸かれば、副交感神経が刺激され、入浴後のゆったりとした気分を味わえます。また、血液粘度はむしろ低下し、安全です。

心臓から送り出された血液が全身を循環するには約1分かかるといわれており、長く浸かればそれだけ血液が巡る回数が増えます。
※体調が悪い時は、長い時間お湯に浸かるのは避けましょう。

お湯に肩までつかるのは間違い?

あなたは当たり前のように、肩ぐらいまで全身をお湯の中につけていませんか? 全身をお湯の中につけたとき、体に相当な水圧がかかっているということをご存じでしょうか? ちょっと気をつけてみると、体が圧迫されるのを感じるはずです。
肩までお湯につかる全身浴は、水圧によって血圧が上昇し、心臓にかなりの負担がかかってしまうので、あまり安全な入浴法とはいえません。

そこで、水圧による体への負担を軽減するためにおススメなのが、「半身浴」なのです。
半身浴の基本は、みぞおちあたりまでをお湯につけるという入浴方法です。 これなら心臓へかかる負担も、ずいぶん少なくなります。半身浴では、体が温まらないのではないかと思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。お湯につかっている下半身で温められた血液が全身をめぐり、体全体が芯から温まってくるのです。下半身を十分に温めて、お風呂でも健康的な頭寒足熱型を目指しましょう。
半身浴は体に負担をかけず、体のこりがほぐれ、心身ともにリラックスする効果が得られます。寝つきも良くなり、質の良い睡眠で、目を十分休ませることにもつながります。

肩こり、筋肉痛のとき、また冷え性の人やのぼせやすい人などにも、ぜひおすすめしたい入浴法です。足がむくみやすい人にも最適です。 入浴開始時に肩の辺りが寒いと感じる人は、肩に乾いたタオルをかければOKです。

お風呂の前後には必ず水分補給を。

お風呂の前の水分補給

入浴時は、思ったよりもたくさんの発汗があります。ですから、お風呂の前後には必ず水分補給を、それもお風呂の前には欠かさずに水分を補給しましょう。

お風呂の後に冷たいビールを、なんて楽しみにしている方、気持ちはわかりますが、血液の粘度が増してからでは遅いのです。ドロドロ血液は脳梗塞のほか、不整脈の原因にもなります。お風呂の前にコップ1杯の水を、ぜひ習慣づけましょう。

タオルでゴシゴシ洗うのはNG?

体を洗う

体の洗い方にも、正しい方法があります。その前に、洗う道具について。最近は、スポンジが主流ですが、血行をよくする効果があるといわれる麻、木綿のタオル、肌にやさしい絹のタオルを揃えておくとよいでしょう。

洗い方の基本は、心臓に遠い手や足の先から、徐々に心臓にむかうように。末端部分から洗うことで、血行がよくなり、心臓の負担が軽くなります。そして、手の動きはマッサージ効果を期待して、「の」の字を描くように、下から上に向かってやさしくなで上げていくようにするのがポイントです。このとき、タオルでゴシゴシと擦りまくるのはご法度。これでは汚れが落ちるどころか、必要な脂分まで落としてしまい、肌を痛めることになってしまいます。ソフトタッチを心がけましょう。

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